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ゲーム実況者の僕が、好きなゲーム実況者のチャンネル開設に喜び感動したという話

コラム
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僕が大好きなゲーム実況者の一人である稲葉百万鉄さんがチャンネルを開設しました。
(参考記事:https://ch.nicovideo.jp/inababa/blomaga/ar1804838)


いや、上記の記事は素晴らしいの一言です。圧巻です。
ここまで芯を持った上でのこの行動、誰が異議を唱えましょうか。

稲葉百万鉄さんのことを知らない人の為に軽くご紹介したいのですが、どこまで言っていいかわからないので詳しくはご自身で調べてください。簡単に言うと、かつてゲーム実況界を風靡した伝説の人です。


そもそも僕も「Loi」というゲーム実況者として細々と活動をさせて頂いている身です。動画投稿は11年目に突入しています。
そんな僕自身も結構昔からゲーム実況とか見ている人間でして、中でも稲葉百万鉄さんは昔から見ている大好きな実況者の一人です。僕がゲーム実況というコンテンツを見始めた時から知ってて昔から今までずっと見続けているのって稲葉百万鉄さんぐらいじゃないかな。



そんな昔のニコニコ動画時代からあげている方なんですが、この度ニコニコチャンネルを開設されたという大変嬉しいニュースを耳にしました。


なんで嬉しいかっていいますと、いわゆる当時のアングラなニコニコ動画時代を知っている方はわかると思うんですが、昔って動画から収入を得るだとかコミケで何か売ったりとかイベントをしたりだとか、そういったことに対してとにかく風当たりが強かったんですよ。

いやまぁ、今もYoutubeとかに比べてniconicoユーザーはやっぱり多少そういう面に厳しかったり嫌悪感を示すユーザーが一定数いるんですけどね(別に非難しているわけではないです)。それはなんでかっていうとやっぱり、昔のniconicoってどうしても「自由な遊び場」っていうイメージが強かったんですよね。はっきり言って著作権とか完全にアウトなMADとか各々がやりたいことを好き勝手やって遊ぶと。でそれをゲラゲラ笑いあって共有するみたいなね。だからそこに企業とか金銭とかが絡んできてしまうとアングラなニコニコユーザーは感じるんですよ、「俺たちの場所が壊される」「遊び目的だったのが金銭目的になってつまらなくなる」と。

だから昔ながらのゲーム実況者ファンってそういうのに敏感だったんですよね。ゲーム実況者がコミケでDVD売って炎上したなんて話もありました。クリエイター奨励プログラムや広告収入の是非について問われたこともありました。まぁ私も昔ながらのniconicoユーザーでありゲーム実況者ファンだったので当時は同様に批判的な考えを持ったりもしていましたが、今になると結構浅はかだったなぁと思います。


ていうかその当たり前がすでにおかしいんですよ。これ、動画に限らない話なんですけれど無料で遊べるアプリとかもみんなそう。今すごいじゃないですか、動画とかも皆めっちゃ凝ってるし面白いし、アプリだって「え?これ無料で遊んでいいの?」ってレベルのものばかりじゃないですか。そういう良質なコンテンツを当然無料でという非常識がすでにおかしいんですよ。


昔はゲームだってゲームソフトを皆買って遊んでいました。そりゃあ開発費がかかっていますし、手間暇や人件費だってかかっていますから。でもアプリのゲームだって全く同じじゃないですか。動画だって手間暇かかってますし機材費とかだってかかっていますよ。でもなんか知らんけど、いつの間にかコンテンツは無料が正義になっています。もちろん有料のものも沢山ありますが、無料で(もしくは安価で)あるべき風潮があるのは否めないと思います。

だからそういう時代なので、クリエイター側は考えるわけです。コンテンツは無料のままで、じゃあせめて広告収入もしくは特に応援してくれるユーザーから支援を受ける代わりに限定コンテンツを配信する形で活動の糧にしていこうと。しかし「広告収入なんかやめろ」「限定有料コンテンツなんかやめろ」とかみついてくる人はいるわけです。いやお前だれやねんと。お前はその人の親か何かなんか?


僕は、自分の知らないところで好きな活動者が活動で収入を得てくれているなんて良いことだなぁと思うんですけどね。動画投稿者だって機材やソフトで活動にお金がかかります。まぁそれは好きでやってるからといわれたらそれでおしまいなんですけど、それでもその動画投稿者に収入が入ることによって金銭による活動の制限がなくなる=活動の幅が広がる=活動の頻度が増えるってこともあるんですよ。そして活動者の一番の問題ってね、そんなところよりモチベーションなんですよ。一番のモチベーションは間違いなく再生数、そして視聴者の感想(反応)です。そしてその活動の分だけ収入があるとするとモチベーションはさらに上がります。再生数や収入といった目に見える数字は非常にモチベーションにつながりやすいです。端的に言えば給料と同じですよ。それで好きな活動者がモチベーションが上がって投稿頻度が増えたりなんかしたら僕は最高だと思います。


あとはこれはすごく個人的な意見なんですが、自分が払ったチャンネル会費で稲葉百万鉄氏が焼肉とか食べたと考えるとなんかよくわからないけど嬉しいです。あの人、俺の金で焼肉食ってるし機材も買ってるかもしれない。実際は500円だからからあげクンとかが関の山ですけれども、なんか好きな人の糧になってるって考えると嬉しいです。まぁここは個人差あると思います。支援したい人はすればいいですし、別にしたくない人はしないでいいと思います。


だからね、私は今回稲葉百万鉄さんがチャンネル開設したことは非常によろこばしく思っております。気軽に好きな活動者を色んな形で応援できる時代になって嬉しいなぁと思います。


ていうか、稲葉さんほどここまでリスナーやゲームに対して真摯な実況者絶対他にいませんよ。ワンダープロジェクトとかも好きですし、ごきんじょ冒険隊とかどつぼちゃんみたいなゲームもまた是非やって欲しいですね。ドキドキ文芸部も見たいんですけど、まだ見れていません。あと個人的にはメダロットシリーズがとても好きだったなぁ。是非今後の活動の糧にして欲しいです。この記事が稲葉さんの目に届くことはないだろうけれど、これからも応援していますので是非頑張ってください。



で、最後に言っておきますと私は収益化についてはデメリットもあると考えています。
何個かありますけれど、簡単にまとめると特に以下の2つ。

①目的が変わることによりつまらなくなる恐れ
②責任が生じる


①が一番のデメリットだと考えています。
いわゆる楽しくやってた人が儲けることだけが目的になってしまいつまらなくなっちゃうってやつですね。別に活動スタイルが変わることはいいと思うんだけど、動画投稿を楽しんでいるのではなく動画投稿でお金を儲けることしか見えなくなっちゃった人って、はっきり言って大半はそれが伝わってつまらなくなると思います。当の本人が活動自体を楽しんでないんだもん。そうなるとYoutuberがよく引き合いに出されますが、面白いYoutuberって結構動画投稿楽しんでますよ。ニヤニヤしながら動画編集してますよ多分。でお金も目的にしている。どっちも目的になってるから面白いんですよ多分。「楽しくやってたらついでに収益化」が一番いいんじゃないかな。

②は広告収入はともかく、チャンネルとかやる場合はどうしても見てる人からお金を貰う形になるわけなんで、あんまりなサボリとか許されないぞっていう責任が生じてしまうということです。正直動画投稿なんて趣味ですから自分のペースでやったらいいと思いますけれど、お金を貰ってしかも例えばその対価として限定コンテンツを配信するとか言ったなら、ペースはどうあれそれはちゃんとやらないとまずいですよねという話です。契約違反になりかねません。因みに僕はこの理由でPIXIV FANBOXを始めるのを一旦保留にしました。


いやしかし、多分こういう話ってゲーム実況者当事者である僕はあんまり触れちゃいけない話題なんだろうな。まぁでも書いちゃったからには仕方ないから、知らんぷりして生きていこう。


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